今回は、ChatGPT APIを使うにあたって、気になる利用料金についてまとめていきます。
ChatGPTのAPI取得方法や使い方については下記でまとめているので
参考にしてください。
ChatGPT APIの利用料金
ChatGPT APIの使用は有料ですが、APIキーの取得は無料で、API使用にも無料期間があります。
以下の条件を満たす間は、無料期間として利用できます。
・API取得から3ヶ月以内であること。
・利用料が18ドル(9000Kトークン)以下であること。
実際にAPIを利用して動かしてみましたが、2日ほど使って$0.03しか消費されませんでした。
試して使う分には、3ヶ月間フルで使えるケースが多いのではないでしょうか
また、無料期間は登録に使った電話番号に対して付与されます。
複数のアカウントを作成した場合でも、1つ目のアカウント作成から3ヶ月たてば無料期間は終了します。
無料期間終了後は“You’ve reached your usage limit”というエラーが出て使えなくなります。
お支払情報を入力すれば、有料で使えるようになります。
ChatGPT APIは使用した分だけ課金される、従量課金制です。
今回紹介するChatGPT(GPT3.5-Turbo)APIでは、料金単価は以下の通りです。
詳しくはOpenAIのサイトを参考にしてください。
日本語は、1文字で1~2トークンとして扱われるようです。このあたりはChatGPT側の文字認識方法によるので簡単には説明できませんが、目安にしてもらえればと思います。
トークン数は「要求文のトークン数」+「ChatGPTからの応答文のトークン数」で計算されます。
1000トークンで$0.002( 約0.26円 (2023/4/16現在))なので、非常にお安い値段かなと思います。
ちなみに、上記の「日本語は、~ お安い値段かなと思います。」で
237トークン(194文字)です。
GPT-4をAPIで使った場合は、以下の料金です。
要求文と応答文で料金が異なっていて、1000トークンごとに
要求文 → $0.03(約4.02円)
応答文 → $0.06(約8.04円)
となっています。
性能がよく応答が早いのですが、Gpt3.5-Turboとくらべて10倍以上の値段になるので、用途によって判断して下さい。基本はGpt3.5-Turboで十分かと思います。
API利用料金の確認方法
APIをしばらく利用していると、今どれくらい使っているのか、まだ無料期間の範囲内なのかが気になると思います。
そんなときは、OpenAI APIのサイトで利用量と料金について確認することができます。
ログイン情報を入力してログインした後は、右上の「Personal」を押して「Manage account」に進みます。
「Usage」から使用量を確認できます。
下の方にある「Daily usage breakdown」からは、日毎の使用量を確認できます。
不正使用されてる?ってときも、ここから日毎の使用量を確認して特定することができますね。
ちなみに、有料プランでは使用上限を設定する事ができます。
「Billing」→「Usage limits」と進んで設定する事ができます。
次は、ChatGPTの料金を決めるトークンについて、
1つの文章で何トークン使用しているかを計測する方法があるので、次の章で紹介します。
トークン数の計測方法
トークン数の計測方法はいくつかあり、用途によって使い分けができます。
・tiktoken (Pythonライブラリ)
・Tokenizer (webサイト)
・APIの応答で確認する
tiktokenではPythonプログラム内でトークン数を計測するのに使用できるので、「100Kトークン使ったら警告を出す」「使用を停止する」といった用途に使用できます。
Tokenizerはブラウザ上で動作するので、入力したいプロンプトがある場合に見積もりをする場合には有効に使えます。
tiktokenではPythonプログラム内でトークン数を計測するのに使用できるので、「100Kトークン使ったら警告を出す」「使用を停止する」といった用途に使用できます。
APIを利用した場合のChatGPTからの応答文に、要求・応答で使用したトークン数が載っています。
その値をカウントしていけば、一連の処理でどれくらいトークンを使ったかを見ることもできますね!
Pythonを使ったトークン数の計測
Pythonでtiktokenライブラリを使ってトークン数の計測ができます。
手順①
Pythonでtiktokenライブラリをインストールします。
コマンドプロンプトに下記のコマンドを入力します。
pip install tiktoken
下記のファイルメモ帳などのテキストエディターに保存します。
この例では、ファイル名を「token_count.py」としています。
import tiktoken
# 変換対象のモデルを指定(ChatGPT 3.5 turbo)
encoding = tiktoken.encoding_for_model("gpt-3.5-turbo")
# ”ここに書いた文字”のトークン数を取得
num_tokens = len(encoding.encode("tiktoken is great!"))
# コンソール画面に表示
print("トークン数は" + str(num_tokens) + "です")
コマンドプロンプトを開き、上記のファイルパスを開きます。(cdコマンドを使用)
コマンドプロンプトに下記のコマンドを入力します。
python token_count.py
トークン数が出力されます
トークン数は6です
Tokenizerを使ったトークン数の計測
特定の文言に対して、見積もりをしたい場合には、Tokenizerを使います。
ブラウザ上で文字を入力したら、トークン数を表示してくれるので、簡単に見るならこっちの方が使いやすいでしょう。
まとめ
本日は、APIの利用量と確認方法、トークン数の計測方法をお伝えしました!
token数を取得した上で、画面に表示したりデータとして保持する場合にはtiktokenライブラリの仕様が必要になるでしょう。
API使用時の見積もりに使うのであれば、tokenizerで簡単に計測するのがおすすめです。
用途にあった方法で使用するのに、参考になればと思います。
無料期間もしっかりあるので、使いこなせるように色々遊んでみましょう!!
今後もいろいろ発信していくので、楽しみにしててくださいね~!
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