今回はChatGPTのAPIを使って、Excelなどの外部サービスからChatGPTへ要求・応答を受信できるようにしてみたいと思います。
APIとは
API(アプリケーションプログラムインターフェース)とは、異なるソフトウェア間でのデータのやり取りを可能にするインターフェースです。
APIを使用することで、開発者は自分のアプリケーションに他のプログラムやサービスの機能を統合することができます。
例えば、家計管理ソフトは銀行システムから、口座の入出金や残高といった情報を取得します。
この場合、銀行システムが提供するAPIを、家計簿管理ソフトから利用して口座情報を取得します。
上記の例では、家計簿ソフトから銀行A、銀行Bの口座情報を取得しています。
この時、銀行Aと銀行Bでは、それぞれのAPIを用いて口座情報を要求し、それに対して口座残高・入出金履歴を応答しています。
ChatGPTについてはOpenAI APIを使って、別のシステムからChatGPTのサービスを呼び出すことができます。
OpenAI APIを使用することで、テキスト生成、文章の要約、質問応答、自動翻訳などの機能を実現することができます。
OpenAI APIの注意点
OpenAIのAPIを使用するにあたっては、以下のような注意点があります。
- OpenAIには無料のトライアル期間( 3ヶ月間で
5ドル分(2,500Kトークン)18ドル分(9000Kトークン))がありますが、その後は有料となります。
(QuickStartページには$5と記載されていましたが、実際に登録すると$18のクレジットが付与されていました) - APIの利用は有料であり、利用料金はAPIの種類、機能、リクエスト数などに基づいて決定されます。
- APIの利用には、APIキーが必要です。APIキーは、OpenAIのウェブサイトから取得できます。
- APIの利用にあたっては、APIの仕様に従ってリクエストを作成する必要があります。APIの仕様については、OpenAIのドキュメント(https://platform.openai.com/docs/introduction)を参照してください。
- APIの利用にあたっては、リクエスト数や処理時間に制限があります。詳細については、OpenAIのウェブサイトで利用規約を確認してください。
これらの注意点を踏まえて、OpenAIのAPIを利用することができます。
試用期間は十分にあるので、まずは試してみたい!という使い方でも問題ないと思います。
実際にExcelからAPIを使ってみた様子は別ページで紹介しています!
API利用料金について
ChatGPT APIは3ヶ月間無料で使用できます。
無料期間終了後は使用した分だけ課金される、従量課金制です。
今回紹介するChatGPT(GPT3.5-Turbo)APIでは、1000トークンで$0.002( 約0.26円 (2023/4/16現在))なので、機能の割にはお安い値段かなと思います。
日本語は、1文字で1~2トークンとして扱われるようです。このあたりはChatGPT側の文字認識方法によるので簡単には説明できませんが、目安にしてもらえればと思います。
詳しくは別のページで記載していますので、参考にしてください。
OpenAIが出しているAPIで、Wisperという音声からテキストへ変換するAPIもあります。
コレについてはまた別の機会にまとめます。
API取得方法
APIはOpenAIのサイトから取得する事ができます。
取得するためにはアカウントが必要です。
上記のSign upからアカウントの新規作成/ログインを行います。
アカウントの作成方法については別の機会にまとめます。
サインアップ後の画面がコチラ
API関連ページからAPIキーページに移動します
ここでAPIキーの取得ができます。
取得したAPIキーは一度しか表示されないので、保存し忘れないように気をつけてください。
もし保存し忘れた場合は、もう一度APIキーを作成してください。
再度キーを作成したあとに、不要なキーを削除することができます。
キーは名前をつけて区別する事ができます。
この次の画面でAPIキーが表示されます。(再度確認できないので注意してください)
上記で取得したキーが他人に知られてしまうと、悪用されたり、他人の使用した料金を払うはめになってしまいます。
APIキーは絶対に他人に教えないように気をつけてください。
まとめ
今回は、ChatGPTのAPI利用料金や、APIキーの取得方法について記載しました。
実際に使う使い方は別のページでまとめますので、ぜひそちらも見てみてください。
繰り返しになりますが、APIキーの管理はくれぐれも注意してください。
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